夢を持ち、継続しよう 女子ハンドの横嶋選手 呉羽中で講演、実演

横嶋選手のスローに見入る生徒=富山市呉羽中

 ハンドボール女子東京五輪代表でプレステージ・インターナショナルアランマーレの横嶋彩選手(富山市出身)が27日、同市呉羽中で講演した。全校生徒約530人に自身の体験を交えて語り、夢を持って継続する大切さを伝えた。

 「みんなの夢を見つけよう」と題して講演した。横嶋選手は「ハンドボールを通して周囲を笑顔にしたい」との目標を掲げて練習に打ち込んだと述べた。二度のけがにもめげず、継続した努力が五輪出場につながったと振り返り「続けることを大切にしてほしい」と強調した。

 講演後、横嶋選手とハンドボール部の6人が競技のルールや魅力を紹介した。横嶋選手は7メートルスローを実演し、ゴールが決まると歓声が上がった。女子部員の押川悠亜さん(3年)は「迫力があり、人を魅了するプレーを実感した」と話した。

 富山市体育協会のドリームアスリート招聘(しょうへい)事業として行われた。

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