「地元凱旋までベルト守る」三冠王座のプロレスラー、安斉勇馬選手が誓う 群馬・安中市

 群馬県安中市出身のプロレスラーで、同市初のアンバサダーを務める安斉勇馬選手(25)が27日、市役所を訪れた。所属する全日本プロレスで最強の証しとされるタイトル「三冠ヘビー級王座」の獲得を岩井均市長に報告し、さらなる活躍を誓った。

 三冠ヘビー級王座は故ジャンボ鶴田さんが初代王者に就いたことで知られる権威あるタイトル。安斉選手は3月に第72代王者に輝き、6月24日に2度目の防衛に成功した。これまでの闘いを振り返り、「とてもすごく強い人が相手で自分の中でもギリギリだった。ベルトを持って帰ることができてひと安心」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 岩井市長はアンバサダーとして安斉選手が交流サイト(SNS)などで行っている日頃のPR活動に感謝するとともに「ぜひ安中で試合をしてほしい」と期待した。安斉選手は「それまでベルトを保持し、チャンピオンアンバサダーとして帰ってきたい」と抱負を語った。

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