見えたら天気崩れやすい?太陽を囲む虹色の輪「日暈」が福井県内各地で観測 警報級の大雨か

虹色の輪がかかった太陽=6月27日午後1時半ごろ、福井県大野市鍬掛

 太陽の周りに虹色の輪ができる現象「日暈(ひがさ)」が6月27日、福井県大野市など県内各地で見られた。道行く人たちは、太陽を中心に“円形の虹”が空に浮かぶ幻想的な光景に見入っていた。

 福井地方気象台によると、太陽や月が薄い雲に包まれた際、雲に含まれる氷の粒で光が屈折し、光の輪が見える現象。輪の内側が赤色、外側が紫色になるという。

 低気圧の近くなどで観測されるため、天気が崩れやすくなるとされる。同気象台によると、28日は北陸付近に梅雨前線が北上する見込みで、県内は29日にかけて警報級の大雨となる可能性がある。

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