瀬戸内海汽船が再生計画、7億5600万円の債務超過 フェリーや飲食など展開

経営再建を計画している瀬戸内海汽船の本社が入るビル

 瀬戸内海汽船(広島市南区)が私的整理の手法を用いた経営再建を計画していることが27日、分かった。

 新型コロナウイルス禍による乗客の減少や、燃料価格の高騰などが響き、2023年度決算時で7億5600万円の債務超過に陥っている。金融機関の支援やスポンサー企業の出資受け入れなどを通じ、事業継続を目指している。

 瀬戸内海汽船は1945年の設立。フェリー会社や飲食業などグループ7社があり、広島市から宮島や江田島に向かう航路などがある。

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