厚木署管内金融機関防犯協 特殊詐欺防止に一手 ATMにチェックシート 厚木市・愛川町・清川村

チェックシートを手にする会員たち

厚木警察署管内金融機関防犯連絡協議会(大貫盛雄会長)の第47回定期総会が6月12日に厚木市農業協同組合の本所で行われ、特殊詐欺などの被害防止を目的とした「特殊詐欺チェックシート」の完成が発表された。

このチェックシートは5月から製作を始め、厚木警察署と同協議会が初めて連名で発行した。チェックシートは厚木署管内にある金融機関の窓口に設置しており、窓口で高額な振込や現金を出金した人を対象に、チェックシートを見せながら特殊詐欺の被害を防ぐ試みだという。

厚木署が発行している同様のチェックシートはあったが、「今回は全国的に被害が増加傾向にある『ロマンス詐欺』や、有名人になりすまして商材を販売する『SNS詐欺』の注意を呼びかける項目を追加した」と、厚木署生活安全第一課の署員は話す。

大貫会長は「詐欺の手口は巧妙になっている。一体感を持って総合的な防犯活動を進めていきたい」と話していた。

同協議会は、厚木署管内の金融機関や厚木署の署員で構成され、これまでも相互連携をしながら総合的な防犯活動を行っている。

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