ウエインズトヨタ神奈川 一時避難に施設提供 海老名市と協定 海老名市・座間市・綾瀬市

調印式に出席した宮原社長(右)と内野市長

海老名市とウエインズトヨタ神奈川株式会社(宮原漢二社長・横浜市中区)は6月20日、「災害時等における宿泊施設等利用の協力に関する協定」を締結した。

協定は、災害時に同社が海老名市中新田で展開する「WEINSPARK海老名」を市民の一時滞在施設として活用するもの。同社の宮原社長が市役所を訪れ、調印式が行われた。

「WEINSPARK海老名」は、昨年11月に圏央道の海老名IC近くにオープンした複合施設。敷地面積は約1万7500平方メートルで、新車や中古車の販売店だけでなく、キャンプ場やバーベキュー場、温浴施設、ドッグランなどがある。

協定では、被災した市民の健康面や衛生面の保持を目的に施設の一部が活用される。

調印式で内野優市長は「災害時には行政だけでは対応できない部分もある。お互いにできることをやりましょう」と協力を呼びかけた。一方、宮原社長は地域に根ざした店舗づくりを強調し、「有事の際には我々も役に立てると思い、協定を結ばせてもらいました」とこれまでの経緯を説明した。

同社は座間市相武台の「ひまわり座間店」に一時避難した市民へ水道水や電気、備蓄品を提供するとして6月26日に座間市と被災者支援活動に関する協定を締結した。

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