大和警察署管内 自転車盗が減少傾向 キャンペーン効果で 大和市

大和警察署管内(大和市・綾瀬市)で確認されている自転車盗の認知件数は、2024年6月23日時点で203件。昨年の同時期と比較すると69件減少している。

生活安全第一課によると、昨年は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に移行し、マスク着用が個人の判断となり人の流れが回復したことを受けて自転車盗の認知件数が急増したという。今年はこの状況を踏まえ、同署ではポスターの作成や学生防犯ボランティアによる呼びかけなど、注意喚起を促すキャンペーンを強化している。同課の海老澤善幸警部補は「キャンペーンの効果もあり認知件数は減少傾向にある。しかし大和市のなだらかな地形もあって、自転車の利用者は多く被害の拡大も考えられる」と警戒する。

大和署では今後も啓発キャンペーンを強化する方針。海老澤警部補は「子どものころに自転車が宝物のように見えた時のことを思い出し、大切な自転車への施錠を忘れず徹底してほしい」と注意を呼びかけた。

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