警部補が古銭を持ち帰り横領の疑い 岩手県警が書類送検

 岩手県内の警察署で勤務中に見つけた古銭を持ち帰ったなどとして、県警が占有離脱物横領の疑いで50代男性警部補を盛岡地検に書類送検したことが27日、県警への取材で分かった。11日付で訓戒処分とし、男性警部補は同日付で辞職した。

 県警監察課によると、男性警部補は2月27日、職務中に古銭硬貨1枚を拾得し、適正な処理をせずに横領した疑い。内部からの情報で発覚した。書類送検は今月7日。

 同課は「公務に絡む事案は厳正な対応と処分をする。監察の実施と指導、教養を継続し未然防止を図る」とする。

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