28日夜遅くにかけ南予で土砂災害の恐れ 東中予でも夕方にかけ注意

 県内では28日夜遅くにかけて南予で土砂災害の恐れがあるとして、松山地方気象台は28日、警戒を呼びかけた。東中予では28日夕方にかけて注意が必要。また県内全域で28日昼前にかけて、低い土地の浸水や河川の増水にも注意が必要としている。

 気象庁によると、28日午前7時にかけて、今治市玉川で1時間に23.5ミリの強い雨が降った。

 気象台によると、県内では28日夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがある。4月の豊後水道を震源とする地震で揺れの大きかった地域では、少雨でも土砂災害が起こりやすくなっている。

 22日午前9時の降り始めから28日午前5時までの降水量は、内子町獅子越峠で150.5ミリ、八幡浜で129.0ミリ、大洲で128.0ミリなど。

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