KADOKAWAが10%超安、システム障害の影響長引く

[東京 28日 ロイター] - KADOKAWAが3日続落し、10%超安で推移している。システム障害の影響が長引いていることが嫌気されており、年初来安値を更新した。27日にはシステム障害の影響で2024年3月期の有価証券報告書の提出期限延長を関東財務局に申請すると発表した。一部報道ではハッカー集団の犯行声明の内容も伝えられた。

有報の提出期限延長の申請は、今月8日に発生したシステム障害の影響で基幹系・財務会計系システムが停止しており、期限の7月1日までに監査報告書を入手できないことが理由としている。

市場では「悪材料出尽くしで戻りを期待したいところだが、相場全体の地合いが良く順張りとなる中、下落基調の株は買われづらい」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。

© ロイター