イトーヨーカドー/7/1から100品目値下げ、日用品も追加

イトーヨーカ堂は7月1日、イトーヨーカドー・ヨークの223店舗にて、食料品と日用品のうち購入頻度が高い100品目を値下げする。

<7/1から100品目値下げ>

100品目のうち食料品30アイテム、日用品70アイテムとなる。平均約10%の値下げで、値下げ幅約5%~20%。4月に実施した第1弾の71品目と合わせて、今年度合計171品目の価格を見直す。

西山英樹 執行役員フード&ドラッグ事業部長は「第1弾では、価格を見直したチルドうどん、食パンといった商品の買い上げ点数が上がっており、手ごたえを感じている。コスパの良い買い物を求める生活者の声に応え、第2弾で、購入頻度の高い商品の価格を見直した。30~40代の購入頻度の高いスナック、カップ麺などを選定している。第1弾で含まれなかった日用品も追加した。価格は競合調査などから決定した。イトーヨーカドーの商品は、買いやすい価格でそろっていることをアピールしたい」と説明した。

<スナック、日用品などの価格見直し>

値下げを実現できた理由について、「昨年の当社とヨークの統合で、デイリー・加工食品の商品数を約1割絞った。配送頻度を下げたり、トラックの積載効率をアップさせたりと物流が効率化した。オペレーション・販促の統一も進み、この無駄取りの成果をお客様に価格で還元する」と述べた。

<今年度合計171品目の価格を見直す>

また、価格政策では、低価格プライベートブランド(以下:PB)「セブン・ザ・プライス」の品ぞろえ強化も引き続き進める。

2021年7月にイトーヨーカドーのオリジナルブランドとして誕生した「ザ・プライス」は、シンプルな商品作りの追求やコスト削減の工夫を凝らし、低価格を実現している。2022年9月には、セブン&アイグループ共通のPB「セブン・ザ・プライス」になった。

取り扱いアイテム数は当初の11アイテムから177アイテム(2024年5月末時点)にまで増え、グループ累計販売金額は2024年3月に100億円を突破した。2024年度中には200アイテムまで拡大、累計販売金額200億円を目指している。

<価格見直し対象商品の一例・税込み>

取材・執筆 鹿野島智子

■イトーヨーカドーの関連記事
イトーヨーカドー四街道店/リニューアルでデリカ・コスメなど拡充

© 株式会社流通ニュース