本物そっくりの“偽TikTokアプリ”で50代男性が約2000万円の詐欺被害 アプリ上でショップ運営と信じさせる手口

ネットショッピングへの出資を誘い、本物そっくりのTikTokのアプリ上で店が開かれているように信じさせる手口で、三重県四日市市の男性が現金約2000万円をだまし取られました。

警察によりますと、四日市市の50代の男性は2024年4月、TikTokで「店舗なし、在庫なしで店を開ける」という広告動画を見つけ、広告主とLINEでのやりとりを始めました。

男性はGreyと名乗るアカウントから、「金を振り込めば自動的にネットショッピングが運営される」などと出資を勧められ、9回にわたりあわせて約1870万円を振り込みました。

男性はTikTokのアプリを一度削除し、指定されたURLからインストールし直すように指示され、本物そっくりのアプリ上でネットショッピングが運営されているのを見て騙されたということです。

男性は、アプリ上では利益が上がっているように見えたものの口座に振り込みがなかったため被害届を提出し、警察が詐欺事件として捜査しています。

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