「今のイングランドは惨め」「見ていて楽しくない」スロバキアOBが決戦前にぶっちゃけ発言! 撃破に自信【EURO】

現地時間6月30日に開催されるEURO2024の決勝トーナメント1回戦で、FIFAランキング45位のスロバキア代表は、同5位の優勝候補イングランド代表と相まみえる。

実力もタレント力も圧倒的に上のイングランドだが、今大会は大苦戦を強いられている。グループステージ初戦でセルビアに1-0で辛勝した後は、デンマークと1-1、スロベニアと1-1とまさかの2戦連続ドロー。自慢の攻撃力は鳴りを潜め、批判に晒されている。

それだけに、スロバキア側の人々は「勝機十分」と意気揚々だ。英紙『The Gurdian』によれば、元U-21代表監督のアドリアン・グラ氏は、「イングランドはアメイジングな個性を誇る、素晴らしいチーム」とリスペクトを込めつつも、金星に大きな期待を寄せた。

「彼らの今大会でのパフォーマンスを考えれば、ベスト16で対戦したかった。我々は大番狂わせを起こせると信じているし、選手やコーチングスタッフが成し遂げられるよう願っている。ベルギー戦(1-0)ではそれをやってのけた。我々のプレースタイルはとにかく容赦がなく、非常に積極的だ」

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現在はルーマニアのヴォルンタリでプレーする、代表OBアダム・ネメックは、さらに強気である。自信たっぷりにこう言い放った。

「ぶっちゃけて言えば、今のイングランドは惨めだ。見ていて楽しいものではない。良いパフォーマンスができておらず、監督も選手も母国から大きなプレッシャーを受けている。我々はそれを利用できる。現段階では何が起こっても不思議ではない」

もっとも、戦う選手に慢心は一切ない。司令塔として躍進を支えるスタニスラフ・ロボトカは、「確かにイングランドはベストの状態ではない。だが、いずれピタッとハマり、調子を上げてくる。それがいつなのかが問題だ」と極めて冷静に語っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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