大谷翔平 3冠王の可能性を米CBSスポーツが検証「偉業に近付いている」

大谷翔平の3冠王の可能性は?(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は打率3割2分2厘、25本塁打がナ・リーグトップで、61打点は3差の同3位と3冠王を狙える位置だ。そんな中、米CBSスポーツ(電子版)は27日(日本時間28日)に「大谷翔平の3冠王ウォッチ・ドジャースのスーパースターは1937年以来ナ・リーグで見られていない偉業達成なるか?」というタイトルの特集記事を掲載した。「彼は、ちょうど(レギュラーシーズンの)中間地点に差し掛かったところで、観察する価値があるほど(偉業に)近付いている」と期待を寄せた。

MLB最後の3冠王は2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)で、67年のヤストレムスキー(レッドソックス)以来、45年ぶりだった。ナ・リーグは米野球殿堂入りしたカージナルスのジョー・メドウィックが37年に達成したのが最後だ。ドジャースではブルックリン時代を含め、誰も達成していない。「カブレラが達成した時は楽しかった。おそらく大谷も同じようなことができるだろう」と可能性ありと見ている。

もちろん、安全圏ではない。打率はパドレスのプロファーが2位で打率3割1分6厘だが、規定打席に僅かに足りないブルワーズのイリエチは打率3割2分5厘で隠れ首位打者だ。本塁打は2位のブレーブスのオズナが21本、3位はフィリーズのハーパーで20本放っている。打点トップはオズナとフィリーズのボームが64で並んでいる。激しいタイトル争いも注目だ。

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