山口県 線状降水帯のおそれなくなる 引き続き土砂災害に警戒

県内は梅雨前線の影響で昨夜から強い雨が降りました。線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、気象台は、引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

県内は梅雨前線の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、昨夜からけさにかけて雨が強まりました。

1時間あたりの雨量は、周防大島町安下庄で28.0ミリ、柳井で20.0ミリ、山口で15.5ミリを観測しましたが、可能性が指摘されていた線状降水帯の発生は確認されませんでした。

吉冨冴記者:「午後9時の山口市湯田温泉です。強い雨が降っていて大きな水たまりもできています。いつもは人通りがありますが、きょうはまばらな様子です」

きのう午前1時の降り始めからの雨量は、周防大島町安下庄で99・5ミリ、柳井で59・0ミリ、岩国市羅漢山で58・0ミリでした。

山口市では、朝には雨は上がりましたが、JR西日本は、岩徳線、宇部線、小野田線、山口線の全線と山陰線の益田・人丸駅間で、始発から運転を見合わせました。

いずれの路線も、午後から運転を再開します。

下関地方気象台によりますと、県内に線状降水帯のおそれはなくなりましたが、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、今夜のはじめごろまで土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけています。

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