開港資料館グッズコンテストの大賞作が商品化 三陽物産が協力 たまくすの木モチーフのミルフィーユ 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

商品化される「“たまくすの木”ロイヤルミルクティーのミルフィーユ」(撮影:佐々木彩織)

横浜開港資料館=中区日本大通=が昨年度実施した「第1回ミュージアムグッズデザインコンテスト」のスイーツ部門大賞作品の商品化がこのほど決定した。老舗洋菓子店「横浜モンテローザ」を経営する(株)三陽物産=中区長者町=が開発協力を行った。

商品化される「”たまくすの木”ロイヤルミルクティーのミルフィーユ」は日本大学の佐々木彩織さんが同資料館の窓や外壁のイメージし発案した。「紅茶に合うスイーツ」をテーマに、ロイヤルミルクティーの入ったカスタードクリームが使用され、トッピングのチョコレートには横浜開港の歴史を見守ってきたたまくすの木がこれからも生い茂るようにとの願いが込められている。

クラファンのリターン品に

5月21日から同館が実施しているクラウドファンディングのリターン商品として引換チケットを先行販売する。クラファンでは、たまくすの木周辺の段差解消や狭い通路を改善し、誰もが憩える空間にするためのバリアフリーデッキを整備することを目指している。また、今後は同館のミュージアムショップ&カフェでの一般販売も予定している。販売時期や価格は未定。

同館の担当者は「受賞者の佐々木さんのアイデアを三陽物産様の協力のもと、商品化することができました。皆様から長く愛されるカフェの看板商品として成長していくことを期待しています。ぜひご賞味ください」と話す。

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