会津大発ベンチャーに「S to D」 IT活用の業務効率化支援やアプリ開発 学生社長・能勢航羽さんに認定書

束原理事長兼学長から認定書を受ける能勢さん(右)

 福島県の会津大は、ITを活用した業務の効率化支援やアプリ開発を手がける「S to D」を会津大発ベンチャーに認定した。27日、称号を授与した。

 S to Dは、コンピュータ理工学部4年の能勢航羽(かずは)さん(21)=若松一中、会津高出身=が今年4月に設立した株式会社。能勢さんが社長を務め、企業のIT化をサポートしている。学内の学生3人に業務委託しながら、既に8社程度の実績がある。

 学内で授与式があり、能勢さんが束原恒夫理事長兼学長から認定書を受けた。現在は休学して社業に専念しており「卒業後も起業家として活動していきたい」と抱負を語った。

 大学発ベンチャーは32社目。学内施設利用料の減免などの支援が受けられる。

© 株式会社福島民報社