異性を互いに尊重し合う 「男女共同参画週間パネル展」 常識や感覚が変われば/岡山・津山市 

「男女共同参画週間パネル展」が岡山県津山市新魚町の市立図書館前ホールで開かれ、異性を互いに尊重し合う社会のあり方を啓発している。29日まで。

同週間(23~29日)に合わせ、男女共同参画センター・さん・さんが内閣府の調査データをグラフ入りで掲示。

「6歳未満の子どもをもつ男性の1日あたりの家事・育児時間」では、欧州各国では150~200分に達しているのに対し、日本は平均83分と短いことを指摘。高い負担を強いられている女性の社会活躍にも影響することから、「男性の暮らし方が・意識が変われば日本も変わり、少子化を救う」と呼びかけている。

さらに女性政治家の割合が低い日本の現状の一方、女性の大臣や上院議員が半数を占めるカナダでは、首相が閣僚の半数に女性を任命するのが通例になっていることなどを紹介。

このほか、津山市第5次男女共同参「さんさんプラン」(2023~27年度)の概要版、市が10月に導入を予定している同性婚のパートナーシップ制度に関して現在募集中のパブリックコメントも案内。

山北の主婦(33)は「2歳と0歳の子育てに追われているが、夫はよく手伝ってくれている。日本の企業の労働環境や、世の中全体の常識や感覚がもっと変わってほしいと思う」と話していた。

男性の家事・育児時間に関する日本と諸外国の調査データ

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