ヤンキース“首位陥落”を決定づけた一塁手の拙守に「MLB史上最も愚かな判断」と米唖然!「普通に捕ればいいのに...」とファンも嘆き節

MLBニューヨーク・ヤンキースは現地6月27日、敵地でトロント・ブルージェイズと対戦し、2ー9で敗戦し4連敗を喫した。今回の試合でそのチーム状況を表すかのようなプレーが飛び出し、SNS上ではファンも呆れた様子だ。

ヤンキースは初回、無死一、二塁のピンチを招くと、ブラディミール・ゲレーロJr.のタイムリーツーベースで先制点を献上。なおも無死二、三塁のピンチに追い込まれた。

最少失点に抑えたいヤンキース先発のカルロス・ロドンがブルージェイズ4番のジャスティン・ターナーを見事ファーストゴロに打ち取った、かに見えたが、一塁手のベン・ライスが一塁線を外れファウルボールになることを狙ったのか捕球せず。ボールはラインを割らず、あろうことか一塁ベースに跳ね返り内野側へ飛び、ボールを目で追っていたライスは捕球が送れセーフに。ターナーに出塁されただけでなく、3塁ランナーにもホームに生還され、アウトを1つも取れずに追加点を奪われた。

直後にホームランを打たれ、結局この回5失点と最悪な立ち上がりとなったヤンキースは2回にも3点を失ったことで早くも試合の大勢が決まってしまい、9失点の大敗を喫したというわけだ。

13試合でわずか3勝。ボルティモア・オリオールズとの地区首位対決も1勝2敗と負け越したことも響き、今日の敗戦で地区1位の座も明け渡すことに。この絶不調を象徴するかのようなライスのプレーを共有した野球専門メディア『Talkin’Baceball』も「MLB史上最も愚かな判断」とコメントした。

ライスは日本時間6月18日に一塁手のアンソニー・リゾの負傷離脱に伴いメジャーデビューを果たしたばかりで捕手兼一塁手のプレイヤー。ファンからは、「普通に捕ればいいのに...」「ヤンキース2位は辛い」「ヤンキースが崩れていく...」といった落胆の声が上がった。

アーロン・ジャッジの首位独走の30HRやエースのゲリット・コールの復帰などポジティブな話題が多かったにもかかわらずなかなか成績に結び付いていないヤンキース。MLB随一の名門の底力に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社