広島ナインが巨人・長野に通算1500安打“祝福”の行列 ほぼ全員が握手に赴き人望の厚さにじみ出る

 長野の元へ挨拶に向かう広島の選手たち

 「巨人-広島」(28日、東京ドーム)

 広島の1軍選手が前広島で現巨人の長野久義外野手に対して、“祝福”の行列をつくった。長野は25日・DeNA戦で通算1500安打を達成していた。

 巨人の試合前練習中に、ウオーミングアップのためグラウンドに姿を見せたナインは打撃ケージ裏にいた長野を見つけると、入れ代わり立ち代わりで握手や笑顔で言葉を交わした。投手陣も含めて、ほぼ全員が祝福に赴き、たちまち長野に握手を求める広島ナインの行列が出現した。

 長野は2019年から丸の人的補償として広島へ移籍。4年間、広島でプレーし、2022年オフに無償トレードで巨人に復帰した。巨人戦で広島の選手が長野のもとにあいさつへ赴くのは日常茶飯事となっているが、改めて人望の厚さがにじみ出る光景となった。

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