豪雨で国際空港の屋根崩落、下敷きになり1人死亡 インド

崩落した屋根の損傷具合を調べる人々/Stringer/AP

ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーで28日午前5時ごろ、豪雨によりインディラ・ガンディー国際空港の屋根の一部が崩落し、男性1人が死亡、8人が負傷した。

同国際空港によると、ターミナル1の旧出発ロビーの天蓋(てんがい)の一部が崩落した。同ターミナルからの出発はすべて一時停止されているという。

消防局の責任者は、救助隊が現場に到着したところ、2本の支柱が1台の車の上に倒れていたと述べた。死亡した男性は下敷きになった車内で見つかったという。負傷者は病院に搬送された。

消防当局が公開した現場の写真には、屋根の白い大きな天蓋が地面に落下し、数台の車を押しつぶしている様子が写っていた。そのうちの1台の運転席に、ゆがんだ金属の下敷きになっている人が見えた。

今回の事故は、インドで相次ぐ崩壊などの事故の最新の事例だ。同国は近年、大規模なインフラプロジェクトへの投資や老朽化した交通網の刷新に取り組んでいる。

インド東部では今月、貨物列車と旅客列車と衝突し、少なくとも9人が死亡、数十人が負傷した。

2022年には、西部グジャラート州の町モルビで改修されたばかりのつり橋が崩落し、135人ほどが死亡した。

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