JR芸備線「地域のニーズ把握が大切」JR西日本岡山支社の林秀樹新支社長が就任会見

JR西日本岡山支社の林秀樹新支社長が就任会見を行いました。

存廃が議論されている赤字ローカル線については、まずは「住民が地域交通に求める機能が何か」を議論すべきとの考えを示しました。

今月(6月)19日の株主総会を経て正式に就任した林秀樹新支社長です。2012年から6年間、岡山支社で輸送課長と人事課長を務めた林社長は、岡山支社の使命を「岡山の持続的な発展のため定住人口・交流人口拡大の役に立つ」ことだと述べました。

その上で、利用者の減少が続くJR芸備線について、まず議論すべきは鉄道の存続か撤廃かではなく「住人の生活スタイルに合った地域交通の機能が何か」だという考えを示しました。

(JR西日岡山支社 林秀樹新支社長)
「とにかく何より大切なのは、そこの地域の皆様のニーズをきっちりと把握し、それにかなった方法、そしてみなさまにご納得いただけるような丁寧なプロセスを踏んでいくことが大切だと思っています」

また、林支社長は9月から岡山県北で開催される「森の芸術祭」に触れ、「地元の魅力を伝える千載一遇の機会だと捉え、全力でもてなす」と話しました。

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