「皮のそばまで食べてくれる」自慢の日置すいか 目慣らし会

山口県長門市で28日、特産の「日置すいか」の出荷に向けて、品質などを調べる「目慣らし会」がありました。

「長門市日置農村環境改善センター」に生産者がスイカを持ち込み、検査員が大きさや形、実のつまり具合などを調べました。

目慣らし会は品質や糖度などをチェックして、でき具合を検査し、出荷基準に達しているかなどを確認するものです。

日置地区では7戸の農家が1.7ヘクタールで栽培し、「日置すいか」として県内を中心に出荷しています。

大玉で甘みが強く、シャキシャキした食感が特徴で、今年は天候に恵まれ例年通りおいしいスイカができたということです。

きょう持ち込まれたスイカは平均糖度が12.5度と出荷基準の11度を上回りました。

農家の人たちも自分で育てたスイカを食べるのはきょうが初めてということで、味を確かめていました。

日置すいか生産出荷部会 大町一吉 部会長
「中心だけおいしいスイカというのは当たり前。皮のそばまで食べてくれるか、食べてくれないか。そこまで食べてくれるのが日置すいか」

目慣らし会で出荷は来月1日から始めることが決まり、およそ5000玉の出荷が見込まれています。

© テレビ山口株式会社