ドクターヘリの窓落下事故 回収した窓を示して謝罪・説明 代替機で運航再開へ 浦添総合病院

26日、名護市上空を飛行中のドクターヘリから窓の一部が落下した問題で、ヘリの運航会社と浦添総合病院が28日会見を開き、事故の経緯を説明して謝罪しました。

▽浦添総合病院・伊志嶺朝成院長
「県民の皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。申し訳ありませんでした」

事故は26日午後3時半頃、患者の搬送のため浦添総合病院から鹿児島県の与論島に向け名護市上空を飛行していたドクターヘリからアクリル製の窓の一部が落下したものです。

事故を受けて28日、ヘリを運航していた鹿児島国際航空と浦添総合病院が会見を開き事故の経緯を説明した上で謝罪しました。

病院側によると落下したのは機体の右後方にあるアクリル製の窓と窓枠で、窓の一部は27日に名護市の路上で見つかったほか、窓枠についても27日午後、名護市北部の私有地に落ちているのを住民が発見したということです。

この事故によるけが人は現時点で確認されていません。事故原因については窓の接着部分がはがれ風圧で破損した可能性が高いと説明したものの、詳しい原因は機体の製造元に確認中だとしています。

落下した窓の一部はまだ見つかっておらず、浦添総合病院は29日午前から別の機体で運航を再開する予定だということです。

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