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観光客の増加などに対応しようと、28日、山口県山口市はJR山口駅の改札外のトイレを洋式化する工事を進めていることを発表しました。
山口市の伊藤市長が定例会見で発表しました。
伊藤和貴 山口市長
「6月14日付でJR西日本から改札外のトイレの内装と設備の譲渡を受けたところでございまして、すでに先週17日に洋式化の工事に着手をしているところでございます」
JR山口駅の改札の外には、JR西日本が設置したトイレがあります。
しかし、男子トイレに1基、女子トイレに2基ある便器はすべて和式でした。
今年1月にニューヨーク・タイムズの「今年行くべき場所」に選ばれ、インバウンドをはじめ観光客の増加が期待される中で玄関口、山口駅の利便性向上は大きな課題でした。
こうしたことを受けて、市は駅の改札外のトイレを洋式化することを決めました。
併せて、個室を広くする予定で、およそ300万円の事業費は市の一般財源でまかないます。
工事は来月6日までの予定で、終わり次第、速やかに利用できるようにする考えです。
工事期間中は仮設トイレが設けられています。
伊藤和貴 山口市長
「本市といたしましては、通勤・通学の方々や中心商店街などを利用される市民の皆様をはじめ、本市を訪れる観光客の皆様が快適にJR山口駅をご利用いただけるよう環境整備に取り組んでまいります」
市によると、1日に3000人弱が利用するという山口駅。
まちの人は、駅をどう見ているのでしょうか。
市民
「使いやすくなったのはうれしいですね」
市民
「遅いぐらいでしょ、対応が。コロナ禍の前から多くの外国人が来てたんですけど、和式だとやっぱり使い勝手悪いですよね」
市民
「家が洋式でしょ、だから楽ちんは楽ちん!あと、売店がなくなったのは困る…」
その山口駅の売店…利用者数の減少に伴い去年9月に閉店しました。
駅の利用者からは復活を求める声も聞かれますが、市によるとまだ新たな業者は決まっていないということです。