JA高知県新組合長に島田信行氏「農業者の所得増大に積極的に取り組む」

JA高知県の新しい組合長にこれまで専務を務めた島田信行(しまだ・のぶゆき)氏が就任しました。「農業者の所得増大」などに積極的に取り組んでいく方針です。

JA高知県が27日に高知市で開いた通常総代会では、秦泉寺雅一(じんぜんじ・まさかず)組合長が退任し、島田信行(しまだ・のぶゆき)専務が後任を務める役員人事案を含む全ての議案が承認されました。島田信行新組合長は1965年生まれの59歳。1983年に当時の森山農協に入り、JA高知春野の組合長やJA高知県の統括本部担当専務などを歴任しました。

28日に開かれた記者会見で島田組合長は、生産物の価格を上げたり、高騰する資材や原油などのコストを価格に転嫁したりといった取り組みを進め、「農業者の所得増大」につなげていく考えを示しました。

(JA高知県 島田信行 組合長)
「持続可能な所得を確保していくには、販売単価、価格形成、価格転嫁、これをどう取り組みを進めていくかとても重要であると考えている」

また、島田組合長は組合員の減少などを受け、業務を効率化するためのDX化についても積極的に取り組む方針を示しました。

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