プラチナバンド4社で業界のサービス向上に期待

 松本剛明総務大臣は28日の記者会見で周波数帯のプラチナバンドについて、楽天モバイルが27日からサービスを開始したのを受けての期待を記者団から聞かれ「総務省としては諸外国の例を見ても3社か4社の携帯電話事業者による競争が多く、4社あるところの方が適正、公正な競争が行われ、比較的料金が低廉であるといった事例もある」と語った。

 そのうえで「楽天モバイルを含む携帯電話事業者各社におかれては割り当てられた周波数を最大限活用して、利用者にとって、より良質で納得感のある料金でサービスが提供されることを期待している」と述べた。

 松本大臣は「昨日、楽天モバイルが700MHz帯での商用サービスの開始を公表されたと承知している。いわゆるプラチナバンドと呼ばれる周波数帯を活用することで、より広いカバーエリアで、つながりやすい携帯電話サービスの展開が可能となり、利用者の利便性向上につながるものと受け止めている」と語った。(編集担当:森高龍二)

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