もしも保育園で地震・津波の危険性に遭遇したら…。園児たちの命を守るために地域の大人たちが協力して避難訓練を行いました。
「地震発生です、先生の近くに集まりましょう!」
多賀城市の保育園では大津波警報が出た想定で、0歳から2歳までの園児12人が訓練に臨みました。自力で避難することが難しい園児たち。防災士の資格を持つ地元の郵便局長や、町内会のメンバーがサポートします。
保育士
「親御さんから命預かっているので、安全面には気を付けています」
町内会
「後ろと足元、気を付けてください」
園を出発してからおよそ10分、高台にある避難先に全員到着しました。
多賀城コアラ保育園 伊藤三和園長
「地域の人たちの力手助けを選択肢の一つとして考えられるのは心強い」
多賀城明月郵便局 加藤一男局長
「実際の発災の時はすぐに手伝いに行けないが、訓練を思い出してもらいながら、この経験を生かしてもらえればと」
避難訓練を終えた園児たちは、ビスケットなどの非常食を食べて、災害に備える大切さも噛みしめているようでした。