山田裕貴 始球式で〝夢の打席〟…報道陣を笑わせた巨人の印象「今はどこも敵だとは思わないです」

巨人ー広島戦の始球式で打席に立った山田裕貴

俳優の山田裕貴(33)が28日の巨人―広島戦(東京ドーム)の試合前に行われた始球式に登場し、打席に立った。

この日は、山田が日本語吹替版で主役の声優を務めるNETFLIX「Ultraman Rising」とのコラボナイター。子どもたちが巨人の選手とともに守備に就き、その後山田が打席に入った。

左打席に立った山田は、巨人・長野からもらったバットで、力強くスイング。中学まで野球をプレーしていたこともあり「自分が見たかった景色なんでね。ここに立てたらいいななんて思ってたので、ちょっと夢のようでした」と語り「試合の開始が遅れてもよければ、1時間でも2時間でもその場にいたかったです」と興奮した様子だった。

父・和利氏は中日、広島などでプレーし、2021年まで広島のコーチを務めた元プロ野球選手。広島のスタッフからは実父について「お世話になりました」と声をかけられたという。山田は「本当に父がこの世界にいたんだなって。父の人柄を皆さんの言葉から感じながら今日はここに来れたと思います」と感慨深く語った。

幼い頃の巨人の印象について聞かれた際には「(父が)中日と広島だったので『敵だ』という印象しかなかった」と答えたが「今はどこも敵だとは思わないです」と話し、報道陣の笑いを誘っていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社