西武の若林楽人外野手(26)とのトレードが発表された巨人の松原聖弥外野手(29)が24日、ジャイアンツ球場へあいさつに訪れた。
1人で黙々と荷物の整理をし、お世話になった球団スタッフ、苦楽をともにした仲間たちへ粛々とあいさつを終えた。移籍の知らせを受け取ったという昨晩から半日が経過。それでも「やっぱり驚きの方が大きいですよね」と素直な気持ちを明かした上で「不安な気持ちとワクワクな気持ちと両方あるんですけど…意外と不安な気持ちの方がデカいかなってのはあります」と新生活への本音もこぼした。
巨人でのプロ生活は約7年半。印象的な出来事を聞かれると「支配下になった時が一番自分の中では印象深いというか、一番うれしかったです。やっぱり最初の目標だったので、それを達成できた時はやっぱり印象にあります」と当時を懐かしんだ。
移籍はチャンスであることに変わりはない。今季は2年ぶりに開幕一軍メンバーに名を連ねていたが、4月13日の広島戦後に登録抹消されて以降、一軍での試合再出場を果たすことはできなかった。「チャンスと捉えてやるしかないんで、1日でも早くなじんで1試合でも多く勝ちに貢献できるように頑張ります」と新天地での活躍に向けて前を向いた。