愛媛県内は２７日夜から２８日朝にかけて大雨になり、各地で道路が崩落するなどの被害が出ました。大雨のピークは過ぎたものの、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、気象台は南予で引き続き土砂災害への警戒を呼びかけています。
愛媛県内は低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、２７日夜から２８日朝にかけて大雨に。２８日午後４時までの２４時間に降った雨の量は、内子町で１１５．５ミリ、西予市で１１２．５ミリ、今治市玉川で９３ミリ、松山市で６５．０ミリなどとなっています。
この雨で今治市玉川町では、市道のアスファルトが幅約１．５メートルに渡って崩れ落ち、さらにこの崩れた土砂が市道の下を通る県道１５４号線まで流れ込み、一時通行止めとなりました。また西条市福武の市道でも斜面が崩れる被害が出ました。
このほか八幡浜市内のＪＲ予讃線で午前１１時１０分頃、下り特急列車が落石と接触し一時、運転を見合わせました。乗客・乗員にけがはありませんでした。
気象台によりますと、愛媛県内は２８日夜遅くまで南予を中心に雨が降る見込み。これまでの大雨により地盤の緩んでいるところがあり、南予では今夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
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