「あっという間だった」静岡県・鈴木康友知事 就任から1か月 課題のリニアは精力的に動く

静岡県の鈴木康友知事は6月28日、就任から1か月を受け「あっという間だった」と振り返りました。課題のリニアをめぐっては、キーマンと会談を続けるなど精力的に動いた1か月でした。

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<鈴木康友知事>
「本当にあっという間の1か月だったなという感じがします。私なりにスピード感を持って県政運営に取り組んできたつもりでございます」

就任から1か月たった鈴木知事。長年の県政課題であるリニア新幹線をめぐっては、1か月で大きく動きました。

初登庁の翌週には国土交通大臣と面会。そして、翌日にはJR東海の丹羽社長とのトップ会談が実現します。さらに、リニアの期成同盟会の総会に出席し、岸田総理に早期開業を要望。相次いでキーマンと面会し、国などとの連携に向け精力的に動きました。

山梨県内の工事をめぐるJR東海、山梨県との3者合意については、認識のずれがあったようです。「水の回復措置」について、丹羽社長は「環境に影響が出た場合に回復措置が必要」との考えを示しましたが…。

<鈴木康友知事>
「こういう条件がつくものではないので、改めてJR東海に問い合わせております。その結果、この3者合意事項以上の条件がつくものではないということは、JR東海から回答いただいたので、その点は3者合意を遵守できると考えております」

県政課題全般については、総合計画の策定作業に入っていて、鈴木知事は2024年度中に骨子をまとめる方針です。

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