夏の高校野球・熊本大会「熱中症特別警戒アラート」発表時の試合は“その都度協議” 甲子園大会と同様の対応に

熊本県高校野球連盟は、7月6日に開幕する『第106回 全国高等学校野球選手権熊本大会』の大会期間中、環境省が発表する「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は試合を行うかについて、その都度「協議」するとしました。

協議次第では試合時間に変更が生じる可能性があるということです。熊本では今大会から初めての導入です。

熱中症特別警戒アラートが発表された場合の対応を巡っては、宮城大会や愛知大会などで、原則として翌日の全試合を中止・順延することが決まっています。

一方、甲子園大会では熊本大会同様、「協議」の対応が取られるということです。

熱中症特別警戒アラートとは

熱中症特別警戒アラートは近年の酷暑に対応するため、2024年4月24日から運用が始まりました。

気温が特に著しく高くなることで熱中症による重大な健康被害が生じる恐れのある場合に、気候変動適応法に基づき、環境大臣が発表するものです。

各都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における翌日の最高暑さ指数が35に達すると予測される場合、前日の午後2時頃に発表されます。

(日本スポーツ協会は、暑さ指数31を超える場合は『原則運動中止』という指針を定めている)

【熊本大会の熱中症対策例】
・救護場所の増設、ミストファンの設置
・保冷剤、アイススラリー準備
・3回、5回、7回に給水タイム
(5回はグラウンド整備時。3回、7回は2分程度の給水時間)

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