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全国交通系ICの利用が廃止される見通しの熊本市電について、熊本市の大西一史(おおにし かずふみ)市長は、今後の運賃支払いのあり方について利用者アンケートを行う意向を表明しました。
現在、熊本市電では『Suica』などで運賃の支払いができますが、市では機械の更新費用の高さなどを理由に、2026年にも全国交通系ICの利用を廃止する方針です。
しかし利用者の困惑や反発は根強く、6月25日の市議会でも見直しを求める声が上がりました。
市民連合 吉村健治議員「ゼロベースで一度立ち止まり、議会と十分な議論を行ったうえで、更新の手法を決定すべきと考える」
こうした声について、議会終了後、大西市長が答えました。
熊本市 大西一史市長「今までの方針は維持しつつ、議会でも、もう一度いろいろ検討するようにとのことだったので」
全国交通系ICの廃止は撤回しない一方、利便性の高い支払い手段を模索するため、今後、利用者を対象にアンケートを行う方針を示しました。