狙うは初の五輪出場 女子100mハードル日本記録保持者・福部真子 パリ五輪の切符かけた日本選手権前に 地元広島で最終調整

陸上・女子100mハードルの日本記録保持者、福部真子。自身初のオリンピック出場をかけたレースを前に地元広島で最終調整を行いました。

広島皆実高校出身で広島を練習拠点にする福部真子。

パリオリンピックの選考レースとなる日本選手権を前に、減量で身体を仕上げた日本記録保持者は、手応えのあるハードリングを続けていました。

福部真子
「今の良かったです。後半の落ち度が全然少なかったので狙い通り。うわあ!キツい。今日スイカバー食べよ。きのうも食べちゃった。スイカバーはほぼ水というか氷というか。でもあと500グラムが減らないんですよ。ああマジ天丼くいてえ。ラーメン食べたい」

2年前に女子100mハードルの日本記録12秒73を樹立した福部。
去年の日本選手権には日本人でただひとり、世界陸上の参加標準記録を突破した状態で出場しますが、100分の3秒差で4位に終わり、世界陸上出場を逃しました。

福部真子
「誰よりも早くオリンピックの準備を始めたつもりなので去年の6月から4番になった瞬間からパリに向けてやって来たので」

あの悔しいレースから1年。

パリオリンピックの切符をかけたことしの日本選手権は去年までとは違う気持ちでスタートラインに立ちます。

福部真子
「去年はスタート地点に立つまでがあっという間すぎて、もうちょっと準備期間ほしいなとかいろいろ考えることがあったし、スタート地点に立つこと自体怖かったですけど、ことしはいろんな経験を去年できたので、それを踏まえた上でプライドも持ちつつですけどチャレンジしていくという。パリの標準記録にチャレンジするっていうシンプルな気持ちで立てるので、すごく楽しみでもあり、逃したくないっていう自分に、プレッシャーを自分でかけちゃっているところもあるけど、去年よりかは楽しんで立てそうなので、早く日本選手権に来てほしいなという気持ちもある」

29日に予選と準決勝、30日に決勝が行われる女子100mハードル。

福部はパリオリンピック参加標準記録の12秒77を予選から狙います。

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