ECB、インフレ目標達成に自信 統計のぶれ無視できる=仏中銀総裁

[パリ 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は28日、ECBはインフレ率が来年、目標の2%に戻ると自信を持っていると発言、今後数カ月は統計のぶれを無視できると述べた。

ビルロワドガロー氏は仏中銀の会合で、インフレ指標はもともとノイズが多く、特に年内は不安定なニュースに過剰反応するリスクがあると指摘。

「2年前と比べ指標のサプライズは小さくなり、現状評価の修正も小幅になっている。われわれは予測に対する自信を強めており、ディスインフレの過程の小さなぶれを無視する余地が増えている」と述べた。

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