男子200M 33歳の飯塚翔太は20秒69で4位 鵜沢飛羽が20秒43で連覇、上山絋輝が2位

 優勝した鵜沢飛羽(中央)=撮影・吉澤敬太

 「陸上・日本選手権」(28日、デンカビッグスワンスタジアム)

 パリ五輪予選を兼ねて行われ、男子200メートル決勝は鵜沢飛羽(筑波大)が20秒43で連覇を達成を果たした。上山絋輝(住友電工)は20秒57で2位だった。

 16年リオ五輪400メートルリレー銀メダリストの33歳のベテラン・飯塚翔太(ミズノ)は20秒69で4位に終わった。五輪参加標準記録は20秒16。

 27日の予選で飯塚は20秒46の全体1位、上山は20秒47の同2位、鵜沢が20秒57の同4位で決勝に進んでいた。

 飯塚が初めて五輪に出場したのは12年ロンドン五輪で、16年リオ五輪では400メートルリレーで銀メダルを獲得し、自国開催となった21年東京五輪にも出場した。日本短距離勢の4大会連続五輪出場は08年北京の朝原宣治以来となる。

 日本選手権は200メートル13年に初優勝すると、16年、18年、20年と4度制覇。19年世界選手権では1600メートルリレーに出場するなど、個人、リレーともに活躍してきた。今大会は29、30日の100メートルにもエントリー。400メートルや1600メートルリレーの五輪代表入りも視野に入れている。

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