“鼻の捜査官”が能力を競う 嘱託警察犬競技会 行方不明者の発見でも実績 岩手県

「鼻の捜査官」たちが訓練の成果を発揮です。
行方不明者の捜索や犯人追跡のために活躍する警察犬の競技会が、6月28日に岩手県盛岡市で開かれました。

この競技会は一般の人が飼育している嘱託警察犬の能力向上を目的に県警が開いたもので、2024年は23頭が参加しました。

競技では遺留品を見つけながら犯人が逃走した経路をたどっていくものなど3種目が行われ、警察犬は優れた嗅覚で正確性や犯人発見までの速さを競いました。

2024年の県内での警察犬の出動は6月27日までに6件で、行方不明者1人を発見するなど成果を上げています。

2024年に行方不明者の発見に貢献したのは、一関市の菊池誠さんが飼育するシェパードの「ゴール」です。

「ゴール」は2024年1月から嘱託警察犬として活動していて、28日も自慢の鼻を生かして犯人の行方を追跡しました。

ゴールの飼い主 菊池誠さん
「いつでも活躍できるように日ごろの訓練を重ねていきたい」

参加した警察犬は飼い主などと呼吸を合わせて日頃の訓練の成果を存分に発揮していました。

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