春闘で大企業を中心に賃上げ回答が相次いだ中、最低賃金の改定はどうなるでしょうか。
富山県の最低賃金を決める今年度の審議が始まりました。
都道府県ごとに定められる最低賃金。
28日は、富山労働局長から審議会の会長を務める富山国際大学の長尾治明名誉教授に対し今年秋以降の最低賃金改定について問う諮問書が手渡されました。
県内の最低賃金は去年10月に見直され、それまでより40円高い948円となりましたが全国の平均は1004円と去年、大台の1000円台を突破しました。
また、東京都は1113円と都市部とは依然として差があります。
政府は「新しい資本主義」のもと、物価高の価格転嫁やデフレ脱却のための賃金上昇を進めるよう促しています。
改定額は8月上旬に取りまとめられたのち、10月以降に適用される見通しで、県内でも1000円台に達するかどうかが焦点です。