今年1月に大規模火災の被害にあった北九州市の飲食店街で28日、がれきがすべて撤去されました。
今年1月、北九州市小倉北区の鳥町食道街を襲った火災。
隣接する商店街も合わせて飲食店など36店舗、約2900平方メートルが焼けました。
火事で残ったがれきは約2000トン。
関係者らはクラウドファンディングなどで支援金をつのり、再建に向け撤去作業を進めてきました。
そして、28日ー
◆記者リポート
「火災から約半年がたちがれきがすべて撤去されたかつての飲食店街は、更地の状態となっています」
火災から約半年がたち、がれきの撤去がすべて終わりました。
関係者によりますと、撤去には支援金約6000万円のうち4000万円ほどが使われたということです。
◆魚町火災復旧対策会議 戸田和雄会長
「皆さんから寄付いただいて(がれき撤去を)できたことは本当にありがたい。(火事の現場を)見るたびに悔しい思いがあった」
ようやく再建を進められると思いきやある問題がー。
被災した36店舗のうち元の場所で再開を希望する店は9店舗にとどまり、再建の見通しは白紙の状態となっています。
◆魚町火災復旧対策会議 戸田和雄会長
「復旧の対策という形で勉強会をしながら、みなさんと(土地の所有者など)の意見を集めてどうするか、はかっていこうと」
北九州市は一帯の再建について、できる限りの支援をしていきたいとしています。