米PCEデータ、金融政策が「十分に引き締め的」な証拠=SF連銀総裁

[28日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は28日、5月の米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが前月から鈍化したことは、金融政策が機能していることを示す「良いニュース」で、インフレは徐々に沈静化しつつあると確信していると述べた。

デイリー総裁はCNBCのインタビューで「(金融政策が)十分に引き締め的であるという証拠が得られている」と言及。「成長は鈍り、消費ペースも鈍化している。労働市場は減速し、インフレ率も下がっている」とし、どこから見ても金融政策が機能していないとは思えないと語った。

ただ、政策面で取り組むべきことはまだあるとし、インフレ率が2025年末まで米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を上回る可能性があるという見通しを示した。

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