「四万六千日」へ張り紙 観音院で刷り上げ 

本堂に並んだ四万六千日の張り紙=金沢市観音町3丁目

 参拝すると4万6千日分の功徳があるとされる8月12日の「四万六千日(しまんろくせんにち)」に向け、金沢市観音町3丁目の観音院で28日、張り紙作りが行われ、安念尚弘(あんねんしょうこう)住職(51)が版木で刷った約100枚を仕上げた。

 安念住職が墨を塗った版木に紙を置いてばれんでこすり、本堂に並べて乾かした。新盆以降に近隣の民家や商店で掲示される。

 観音院の四万六千日は功徳日の旧暦7月9日に営まれる。当日は軒先につるすと魔よけや商売繁盛などの御利益があるとされる金沢産トウキビ「四万六千甘(かん)」約4千本を販売する。

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