鳳輦前で永遠の愛誓って 富山県高岡市の射水神社、期間限定の結婚式PR

鳳凰の像の前で結婚式をPRする巫女(左)とウエディングプランナー

 富山県高岡市古城の射水神社は、来年の遷座150年の記念事業で新造している輿(こし)「鳳輦(ほうれん)」の前で挙げる同神社での結婚式をPRしている。

 鳳輦は本殿の銅板屋根をふき替える際に仮の神座となる。ふき替え作業は9月15日の仮殿遷座祭後に始まり、来年4月中旬までを予定。鳳輦はその間、幣殿(へいでん)に置かれ、挙式は鳳輦の前で行われる。ご神体は従来、奥の本殿内陣に奉安されているため、この期間は参拝者が神様をより近くで感じられるという。

 鳳輦には、顔部分を井波彫刻師、胴体や羽を京都の錺(かざり)金具師が手がけた鳳凰の像が飾られる。同神社は「鳳凰は『夫婦和合』の象徴でもある。より近くで御利益を感じながら、永遠の愛を誓い合ってほしい」と話す。

© 株式会社北日本新聞社