バイデン氏、トランプ氏打倒を改めて表明 出馬取り下げず

Steve Holland David Morgan Nandita Bose

[ローリー(米ノースカロライナ州) 28日 ロイター] - バイデン米大統領は共和党のトランプ前大統領との討論会から一夜明けた28日、ノースカロライナ州ローリーで開かれた選挙集会に参加し、11月の大統領選で勝利すると述べ、出馬を取り下げない姿勢を示した。

バイデン氏は「自分は若くないことは分かっている。以前ほど楽に歩けない、以前ほど滑らかに話せない、以前ほどうまく討論できない」と語った。同時に「この仕事をやり遂げられると心の底から信じていなければ、再出馬はしない」と述べ、選挙選を戦い続ける姿勢を示した。

トランプ氏はこの日、バージニア州チェサピークで開かれた集会に参加。「バイデン氏の問題は年齢ではなく、能力だ」とし、前日の討論会で「米国を破壊しようとしている男に対して大きな勝利を収めた」と語った。

バイデン氏が前日の討論会で精彩を欠いたことで、一部の民主党員からは候補者の交代が必要かもしれないとの見方が浮上。これに対しトランプ氏の陣営は同討論会を受け、2004年以来共和党の大統領候補を支持していないバージニア州のような民主党支持の州で勝利の可能性を高まるとの見方を示している。

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