新助っ人右腕が好投!日本野球に適応を見せるジャクソンに野村弘樹氏「球に力はあるので、変化球でもストライクが入れば…」

◆ 「真ん中近辺で勝負できるピッチャー」

DeNAが中日に完勝。昨夜のサヨナラ勝ちの勢いをそのまま名古屋に持ち込み、貯金を2まで増やすことに成功した。先発したアンドレ・ジャクソンは、力のあるストレートを軸に中日打線を翻弄。打線が難攻不落の中日先発の高橋宏斗から5回までに4点を奪い試合の主導権を握ると、ジャクソンも淡々とアウトを積み重ね7回1失点の好投を披露した。そのまま試合は5-1でゲームセットとなり、昨日に続き2連勝となった。

4勝目をマークしたジャクソンに対し、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治氏は「今日、力ありましたね。本当に真ん中近辺で勝負できるピッチャーですよね。自滅さえしなければね」とひとつ注文付けながらも高評価。

もうひとりの解説者・野村弘樹氏も「もともと力はあるんですけど、1番(の問題)はやっぱりボールが荒れるじゃないですか。だから5月頃はキャッチャーがずっと真ん中に構えていて、それから変化球で抑えたんで、どこまで持つかなと思ってたんですけど」と笘篠氏と同じく、コントロールを心配していたと告白。しかし「やっぱりなんとなく慣れてきて、追い込んでから今度はキャッチャーがちょっと(コースに)寄るようになってきてっていうところです」と徐々に日本野球に適応してきたと分析した。最後に「だからボールに力あるので、変化球でもストライク入れば、これぐらいのピッチングはできると思うんでね。やっぱり先発としてやってくれなきゃいけない1人なんで」とOBとして期待を寄せた。

ファームで調整後は安定した内容が続いているジャクソン。昨年のバウアーのような存在になれるのかにも注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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