7月1日は「井村屋あずきバーの日」 都内で無料配布イベント、浅田議長と尾上さん登場

【おいしそうにあずきバーをほおばる尾上さん(左)と見守る浅田議長=東京・日本橋のコレド室町テラスで】

 7月1日の「井村屋あずきバーの日」に先駆け、井村屋(三重県津市高茶屋)は28日、東京・日本橋のコレド室町テラスで、アイス「あずきバー」を無料配布する催しを始めた。30日まで。初日は雨にもかかわらず、配布前から多くの人でにぎわい、あずきバーのイメージキャラクターを9年務める歌舞伎役者の尾上松也さんも登場してPRに一役買った。

 あずきバーは、昭和48年にぜんざいを凍らせたようなアイスができないかと、開発。昨年度のあずきバーシリーズの年間販売本数は過去最高となる3億1500万本を突破するなど、世代を超えて親しまれている。

 催しを前に、あいさつした井村屋グループ取締役会議長の浅田剛夫氏は「昨年あずきバーは50周年を迎えた。今年から新たなステージに入る」とし、井村屋の売上に占めるアイスクリームの割合が年々増加し、昨年は190億円に近づいたと紹介。「全世界だとまだまだ販売できるチャンスは多くあると思うので支援のほどお願いします」と述べた。

 続いて登場したゲストの尾上さんは、あずきバーについて「疲れているときやリフレッシュしたいときに食べる。特に暑い夏に食べると、一瞬脳が無になって非常にリラックスできる」と話した。

 また「カチカチが魅力。しっかりとかみ砕きながらあずきの味をあじわっていくのが好き。撮影の現場であずきバーを差し入れすると喜ばれる」とも語った。

 催しは、無料配布のほか、縁日を思わせる輪投げや的あてなどの屋台が並び、来場者はあずきバーを食べながら夏の風物詩を楽しんでいた。

 東京都中央区の60代の女性は「子どもの頃から好きなアイス。今年の夏も家族3世代で食べたい」と話した。

 無料配布は東京のほか29日に三重と名古屋、大阪でも行う予定で、合計約1万5千本を配布する。

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