いわき・白水阿弥陀堂庭園、7月2日公開 浸水被害の復旧完了で

(写真上)復旧が進み、7月2日の再開が決まった浄土式庭園=28日午後、(写真下)被災した当時の浄土式庭園(いわき市提供)

 昨年9月の記録的な豪雨で浸水被害を受けた、いわき市の国宝建造物「白水阿弥陀堂」周辺の史跡について、市は7月2日、公開を再開する。公開されるのは、浄土式庭園や芝生広場、あずまやとそれらをつなぐ園路など。史跡を管理する市が28日、発表した。

 今月末までにおおよその復旧作業が完了することから、再開が決まった。冠水した庭園の排水をはじめ、土砂の除去、庭園や園路、生け垣の修繕などをしていた。市は国の補助を受けて復旧作業を行った。

 お堂を管理する願成寺の赤土隆行住職(74)は「被災前よりもきれいになり、(来場者は)感激すると思う。復旧されたことを大変感謝している」と話した。

 白水阿弥陀堂の拝観は昨年10月、再開されている。

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