「ドルトムントはいつも騒々しい」ドイツを率いる元バイエルン指揮官がサポート熱望! 決勝Tはスイス戦でリハ済み【EURO】

現地時間6月29日に行なわれるEURO2024のラウンド16で、開催国のドイツはデンマークと相まみえる。この一戦を前に、ユリアン・ナーゲルスマン監督が意気込みを示した。UEFAの公式サイトが伝えている。

ドイツはグループステージで、スコットランドに5-1、ハンガリーに2-0で快勝した一方、最終節はスイス相手に大苦戦。28分に許した先制点をどうしても返せずにいたなか、終了間際にニクラス・フュルクルクが同点ゴールを奪い、辛うじて首位通過を決めた。

36歳の若き指揮官は、冷や汗をかいたスイス戦を振り返り、「最後は多くのリスクを冒さなければならなかった。ノックアウトステージの良いリハーサルになったよ」とポジティブにコメント。そのうえで、3戦全て引き分けで勝ち上がってきた次の相手について、こう語った。

「デンマークはとてもよく組織されたチームだ。非常にアグレッシブに守備をする局面もあれば、素晴らしいワンタッチ攻撃もある。経験豊富な選手が多く、組織もはっきりしている。間違いなく手強い相手だ」

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決戦の地は、ドルトムントの本拠地であるBVBシュタディオン・ドルトムント。世界有数の熱狂度を誇るサポーターが、黄色い壁として立ちはだかることで有名だ。

宿敵バイエルン・ミュンヘンを率いた際などに、身を持って圧倒的アウェーを体感しているナーゲルスマン監督は、“いつも通り”のサポートを呼び掛けた。

「ドルトムントのスタジアムはいつもとても騒々しい。私は対戦相手の監督として何度も経験している。明日も同じように、スタンドがやかましくなるよう期待しているよ」

元バイエルン指揮官が率いるドイツは、他でもないドルトムントでデンマークを打ち破り、8強に駒を進められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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