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高校生が、被爆者の証言をもとに描いた「原爆の絵」の完成披露会が開かれました。
広島市立基町高校では、2007年から毎年、被爆者の証言をもとに「原爆の絵」を制作しています。
今回は去年10月から、創造表現コースの生徒16人が被爆者7人とともに取り組みました。
5歳のときに爆心地から2・2キロの舟入川口町で被爆した石橋紀久子さんです。家の前で見た被爆者の行列や、父親が見つからず壊れた家の中で家族とともに号泣した日のことを証言しました。
被爆者 石橋紀久子さん
「当日のことがそのまま表現されている。とてもつらいことだけれどありがたいと思う」
基町高校2年 中原雅さん
「もし自分だったらということを考え、これから原爆(核兵器)をどうしていくべきか考えてほしい」
完成した絵は、来月6日の文化祭で一般公開され、8月6日には広島国際会議場でも展示されます。