「フィーバータイムみたい(笑)」ロングパットをバシバシ決めた堀琴音がツアー3勝目に王手 

パットがさえわたった堀琴音。ツアー3勝目に王手をかけた(撮影:佐々木啓)

<資生堂 レディスオープン 3日目◇29日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6697ヤード・パー72>

2位タイから出た堀琴音が6バーディ・2ボギーの「68」。トータル9アンダーで単独首位に立ち、2022年の「Tポイント×ENEOSゴルフ」以来となるツアー3勝目に王手をかけた。

1番から9メートルを沈めた堀は、2番も決めて連続バーディ。そして6番でも10メートルを決めると、7番で7メートル、9番でも8メートルを沈めるなど、愛用する長尺パターでロングパットを次々と沈めていった。「すごくパッティングが入ってくれて。久しぶりにフィーバータイムみたいな感じでした(笑)」と笑顔で振り返った。

前日は荒天のために中止になり、休息に充てることができた。「私は午後組だったので、ゴルフ場にキャディバッグを取りに来て、近くの練習場に行きました。先週の疲れがないと言えば嘘になるので、一日しっかり休めたのは良かったかなと思います」。

昨季はメルセデス・ランキング51位でシード権を逃した堀。今季もトップ10入りはなしで、同ランキング62位と苦しいシーズンを送っているなか、2年ぶりの優勝へ絶好の機会が訪れた。「3勝目をしたい気持ちが強いですね。(優勝争いは)久しぶりなので楽しみなのが一番なのですけど、勝ちたい気持ちもある。あすの18番で優勝できていたらいいなと思います」。このチャンスは絶対に逃さない。

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